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「書店員ミチルの身の上話」 第7話『別れ話』 [国内ドラマの感想]





毎回、冒頭でミチル(戸田恵梨香)は長崎の書店に勤める平凡な女だった、という内容のナレーションが流れますが、そのたびに心の中でこの人はハナからぜんっぜん平凡じゃないよね、とツッコミ。

「歯医者に行く」と言って職場を抜け出し、そのまま不倫関係の恋人、豊増一樹(新井浩文)と勤務先の制服のまま東京行きの飛行機に乗ってしまい、アバンチュールを楽しむ、なんて普通の神経じゃできないでしょー。

ま、それはさておき。
心的ストレスのせいなのか、長かった黒髪が突然白髪になってしまった高倉恵利香(寺島咲)、こわ~。
梨をむくシーンも相当ホラーでした。
それよりも今回は竹井(高良健吾)の怖さが一気に加速しましたねー。

ミチル本人は運命に翻弄されているかのように見えるけど、実は天然系の魔性の女(?)なのではないかと思うのです。
自分は意図していないのだけど、周りの男の運命を狂わせていく。
不倫相手の豊増はミチルのために使い込みをして追い込まれ、婚約者の久太郎(柄本佑)はミチルを追ってきて殺されてしまう、そしてミチルを守るために幼なじみの竹井は内なる狂気を目覚めさせてしまう、というように……。

自覚なしに、なりゆきまかせに周囲を振り回す天然の魔性、こういうタイプが一番こわい~、というのが今のところの感想です。

ドラマの長さが30分というのも短くて、毎回いいところで終わってしまいます。
次、どうなるのっ!
予告ではミチルがフライパンらしきものを竹井の頭に振り下ろしていたけど?
結末に向けて、話がどう収束していくのか気になりますね~。

身の上話 (光文社文庫)

身の上話 (光文社文庫)

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/11/10
  • メディア: 文庫

竹井を演じている高良健吾、2月23日から主演映画「横道世之介」が公開されますね。
気づきませんでしたが、映画「南極料理人」にも出演しているんですね。
生瀬勝久、きたろう、豊原功補とかのキャラが濃かったせいか、正直あまり印象に残ってないです……。
が、私的には今回の竹井役でがぜん注目度アップです!

ところで、タテブー役の濱田マリや浅田美代子も好演していますね。
アイドル時代「赤い風船」をほんわかと歌っていた美代ちゃんが、今や中堅の女優さんになられたんだなぁ、としみじみ見ておりますっ。
濱田マリ、といえばモダンチョキチョキズ。なつかしい……。
いつも滑舌(かつぜつ)が素晴らしくよくて、セリフが聞き取りやすくてよいです。

「書店員ミチルの身の上話」NHK総合テレビ「よる★ドラ」枠。
2013年1月8日~3月12日。全10話。
【キャスト】
主要人物
古川ミチル……戸田恵梨香(幼少期:堰沢結衣)
竹井輝夫………高良健吾
上林久太郎……柄本佑
高倉恵利香……寺島咲
豊増一樹………新井浩文

広林堂書店
初山春子………安藤サクラ
立石武子………濱田マリ
沢田早苗………浅田美代子

ミチルの家族
古川千秋………波瑠
古川志摩子……滝沢涼子
ミチルの実母…鍵本景子
古川継徳………平田満
ミチルの夫/語り…大森南朋
その他
宝くじ売り場の女(長崎)…大島蓉子
宝くじ売り場の女(東京)…田島令子
しゃぶしゃぶ屋店員…蛍雪次朗
豊増妙子………遊井亮子
山本トキ子……堀杏子
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