SSブログ
国内ドラマの感想 ブログトップ
前の3件 | 次の3件

小暮写眞館 第4回(最終回)「対岸の光」あらすじ&感想 [国内ドラマの感想]





◎あらすじ
ピカ(加部亜門)は姉の風子(新井美羽)が死んだのは、自分がインフルエンザをうつしたせいだと思い込んでいた。
しかし、英一(神木隆之介)は自分が風子の異変に気づいていたのに、母親(松下由樹)に知らせなかった自分の責任だと思っていた。花菱家の家族4人は、皆、それぞれが風子の死に対して責任を感じているのだった。

そんな中、英一は母の過失だと責め続ける親せきに対してケリをつけるため、垣本順子(成海璃子)を伴って法事の席に向かう。
一方、垣本順子は母と義父から虐待を受けていた過去があり、母親(黒沢あすか)から逃げていた。
が、英一の姿を見て、自分もケリをつける、と言い残して英一のもとを去るのだった。

そして1年後、大学生になった英一のもとに、菜の花電車の写真が届く……。

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 単行本

◎感想
英一は、あくまでも優しい。
こんなに家族思いの、弟にも優しい男子高校生がおるのだろうか?
反抗期など、どこかに置き忘れてきてしまったかのような……。
やはり原作者が女性だから主人公も優しいのかなぁ?

イヤな親戚にはスルーしてしまう、というのが現実でしょうが、どうしても言っておきたいことがあるのなら、英一のように時にはぶつかることも必要なのかもしれませんね。
なにも変わらないかもしれないけど、雪解けすることもあるかもしれない。
言葉にしなければわからないことありますから。

垣本順子は、ST不動産をやめ、英一のもとからも去ります。
英一と友達になって、いい感じだったのになぜなのかな、という気もしますが、心機一転、一からやり直してみたい、と思ったのでしょうかね。

それにしても、なぜ垣本順子は電車を正面から見たいと思ったのでしょうか。
ラストに小湊鉄道の写真を撮影してました。
撮りテツになったのかな……。
今までの感じでは、とりたてて鉄道好きって感じでもなかったので、ここらへんの経緯がよくわからなかった。
原作を読めばもちっと理解できるのでしょうかね。

第3話まで本物の心霊写真は登場しませんでした(念写や合成だった)が、最後に英一が撮った写真に小暮さんと風子が写っていましたね。
心霊写真なのに、ほっこり微笑ましいなんて不思議。
「もしも、人の想いが写真に写ったとしたら」というのが、このドラマのキャッチコピーでしたので、もしかしたら、最後の心霊写真も英一の想いが写ったものなのかもしれませんね。

*********************************
NHKBSプレミアムドラマ 小暮写眞館
2013年3月31日~で毎週日曜日午後10時~10時49分。全4回。
(※初回のみ午後9時~10時29分の拡大放送)

【原作】宮部みゆき「小暮写眞館」
【スタッフ】
プロデュース…藤村恵子
演出……………守屋健太郎
脚本……………国井 桂
音楽……………山下康介

【キャスト】
花菱英一……神木隆之介
花菱京子……松下由樹
花菱秀夫……石黒賢
花菱光………加部亜門
花菱風子……新井美羽

垣本順子……成海璃子
店子 力……堀井新太
高田文司……市川知宏
田中博史……加藤諒
寺内千春……藤井武美
須藤…………笹野高史
小暮泰治郎…品川徹

大方斐紗子
黒沢あすか
小木茂光
千葉雅子
二階堂智
大路恵美
吉川靖子
伊藤明賢
吉田幸市
松熊信義
滝澤 翼
新井琉月
藤井武美
大滝 寛
山像かおり
高村和利
上川時枝
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

小暮写眞館 第3回「縁側の涙」あらすじ&感想 [国内ドラマの感想]





◎あらすじ
心霊写真探偵と呼ばれるようになった英一(神木隆之介)のもとに、またも不思議な写真が持ち込まれる。
今度の依頼者は三雲高校2年生の寺内千春(藤井武美)。
それは千春と、千春の先輩・公恵(徳永えり)とその両親が写ったもので、背景に公恵親子3人の泣き顔が写っていた。
撮影した公恵の婚約者・足立(郭智博)は、それから4カ月後に婚約を破棄したのだという……。

それ以前に足立は公恵の父親・河合富士郎(渡辺哲)が経営する町工場を「世界の舞台へ」と海外進出を勧めていた。
河合も乗り気で準備を進めるが、プロジェクトが頓挫してしまい、合わせる顔のない足立は姿を消してしまったのだ。

事情を知らない公恵は、失踪した足立をけなげに待ち続ける。

英一は足立を探し出し、今でも公恵が足立を待っていることを告げるのだった。
そして、後半、花菱家の過去が明るみに。
過去に英一の妹、風子(新井美羽 )が亡くなったことをめぐって、親せきから母(松下由樹)が責任を問われたことが今でも尾を引いているのだった。
そして、英一の弟、ピカ(加部亜門)の様子がおかしくなり……。


小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 単行本


◎感想
心霊写真に写っていたのは、足立の心象風景が念写されたものでした。
第1話から3話まで、3枚の心霊写真が出てきましたが、1枚目と3枚目は念写、2枚目は合成で、本物の心霊写真はなかったのですね。
あ、他に英一の友達、店子(堀井新太)がピカのために作った小暮泰治郎(品川徹)の心霊写真もありましたね。

念写の写真、顔立ちや表情までわかるって、ドラマなので言ってもなんですが、ちょっとはっきり写りすぎ?

まぁ、それはおいといて、後半は英一の父、花菱秀夫(石黒賢)が、家族が大変な、肝心な時にいないのは父親としてだめなんだ、と苦悩する場面が続きますが、娘の風子が病気になったとき、父・秀夫は出張でいなかったのだから仕方なかったのでは、と。
そこまで自分を責めなくてもいいのではないかなぁ……、過去は変えられないのだし。
ずっと引きずっているのですねー。

第3話にきて、心霊写真の謎解きの面白さより、家族の過去がクローズアップされてきて、ちょっと重たい感じに……。

そして垣本順子(成海璃子)の前に母親らしき人物が現れ……。
順子にもなにやら過去に秘密がありそうですね。
*********************************
NHKBSプレミアムドラマ 小暮写眞館
2013年3月31日~で毎週日曜日午後10時~10時49分。全4回。
(※初回のみ午後9時~10時29分の拡大放送)

【原作】宮部みゆき「小暮写眞館」
【スタッフ】
プロデュース…藤村恵子
演出……………守屋健太郎
脚本……………国井 桂
音楽……………山下康介

【キャスト】
花菱英一……神木隆之介
花菱京子……松下由樹
花菱秀夫……石黒賢
花菱光………加部亜門
花菱風子……新井美羽

垣本順子……成海璃子
店子 力……堀井新太
須藤…………笹野高史
小暮泰治郎…品川徹

寺内千春……藤井武美
河合公恵……徳永えり
河合富士郎…渡辺 哲
河合康子……南 一恵
足立文彦……郭 智博

大方斐紗子
黒沢あすか
小木茂光
千葉雅子
二階堂智
大路恵美
松熊信義
伊藤明賢
押切英希
滝澤 翼
高嶋琴羽
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

小暮写眞館 第1回&第2回感想 心霊写真探偵&テツ [国内ドラマの感想]





第1話「幽霊が出る写眞館」
第2話「飛べないカモメ」

神木隆之介を見るの、実は映画「妖怪大戦争」以来で……。
大きくなりましたね~。当時は小学生だったのかな?

「妖怪大戦争」では、神木隆之介が主演の稲生タダシ(麒麟送子)、タダシの姉役・稲生タタルに成海璃子、根岸季衣(としえ)が砂かけ婆の役、そしてこのドラマ原作者、宮部みゆきも「宮部先生」役で出演していて、ちょっとこのドラマの配役とかぶっているので連想してしまいました。
根岸季衣の砂かけ婆、今でもすごく印象に残ってます!

「妖怪大戦争」2005年(中央の神木隆之介の左、砂かけ婆と思われます)
妖怪大戦争.jpg

第一話での心霊写真、こわかった……。
心霊写真とか苦手なほうで。
何度も映るのでそのたびにドキドキしちゃいました。
第一話は90分の拡大放送だったので、映画1本分の見応えがありました。
全体的にゆったり感、というか静かな進行で、個人的にはこういうこ感じ好きです。
ただ、主人公のハナちゃん(神木隆之介)が礼儀正しい青年で好感もてるけど、高校生にしては老成しすぎているような気も。
作者の宮部みゆき自身が若干投影されているキャラクターなのかもしれませんね。

第二話の写真は変なカモメが写っていて、ちょっと笑えたです。
「カモメの名前」というドラマ内の映画、ドーンとチープな感じの自主製作映画(どうして18禁?)でしたが、なかなか深いテーマが含まれているのでした。

サイドに三雲高校鉄道愛好会(クモ鉄)の二人組がちょくちょく出てきます。
身内にテツがいるので、この二人に親しみを感じてしまいますね……。

このドラマはヒューマンミステリーとうたわれていますが、鉄道がもうひとつのテーマなのかな、とも思います。
時々出てくる電車シーンが気になったので、調べてみました。

第1話に出てきた電車は茨城県の関東鉄道のようです。
キハ2300形という型式でしょうか。
(参照:関東鉄道http://www.kantetsu.co.jp/train/syaryo/syaryo_index.html)

第1話の電車のシーン
関東鉄道.jpg

第2話にでてきた電車シーンのこの道!
見おぼえあります。
東急田園都市線の鷺沼-たまプラーザの間で、線路の向こう側がおそらく鷺沼小学校のあるエリアだと思われます。
昔、鷺沼に住んでいたので。
たしか、この道、人通りも車も少ないので、幼児だった息子に電車を見せつつ、ぶらぶらとたまプラーザ方面に歩いて買い物に行ったことがあったのを思い出しました。
知っている所が映ったりするとわけもなくうれしかったりしますね。

第2話東急線沿線のシーン
田園都市線.jpg2田園都市線.jpg

クモ鉄の二人が作成した、電車が正面から見られるスポットリストに千葉県の小湊鉄道が載っていましたね。
小湊鉄道付近へは、毎年夏に遊びに行きますが(祖父母の出身地なので)、車で行くので乗ったことないんですよね。
で、有名な菜の花の季節にも行ったことない……。
一度春にも訪れてみたいものです。

ちなみに原作本の表紙は小湊鉄道飯給(いたぶ)駅だそうです。
鉄道というのは、その土地に対する記憶や想いを呼び起こしてくれるものなのですね。
って、ドラマの本筋の感想からだいぶ脱線してしまいましたが。

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 単行本


*********************************
NHKBSプレミアムドラマ 小暮写眞館
2013年3月31日~で毎週日曜日午後10時~10時49分。全4回。
(※初回のみ午後9時~10時29分の拡大放送)

【再放送】
第1回 4月7日(日) 16:00~17:30
第2回 4月14日(日) 16:30~17:20
第3回 4月21日(日) 16:30~17:20

【原作】宮部みゆき「小暮写眞館」
【スタッフ】
プロデュース…藤村恵子
演出……………熊坂 出、守屋健太郎
脚本……………国井 桂

【キャスト】
花菱英一……神木隆之介
花菱京子……松下由樹
花菱秀夫……石黒賢
花菱光………加部亜門

垣本順子……成海璃子
店子 力……堀井新太
高田文司……市川知宏
田中博史……加藤諒
須藤…………笹野高史
小暮泰治郎…品川徹

【第1話ゲスト】
田中美里
りりィ
梅沢昌代
根岸季衣
梶原 善
山中 崇

【第2話ゲスト】
萬田久子
有森也実
梶原 善
塚本晋也
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の3件 | 次の3件 国内ドラマの感想 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。